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2005年二四時間戦でのミニミ
   我が隊念願であったミニミは、2005年4月までに、マルイ製メカボックスへの換装、100連弾倉(700発装弾)と軽機弾倉交換用アダプターの完成が間に合い、2005年5月の第8回二四時間戦に投入する事が出来た。この大戦で、軽機関銃を投入したのは何とクラフトフェルトのみで、そのお陰もあって、ミニミは多いに活躍した。しかし、まだ試行段階であった事もあって、いくつかの改良すべき点が、実戦を通じて見つけ出されたのだった。

*弾倉の数
   二四時間戦までに間に合ったのは、100連弾倉1本だけであった。100連弾倉は700発の弾数を有しているが、長時間戦ではどんなに射撃を節制しても、弾切れとなる事が多く、予備の軽機弾倉はなかった為、軽機弾倉に再装弾する間は小銃弾倉でしのがねばならなかった。通常の定例会においても、700発では足りない事が予想される事から、予備の軽機弾倉が必要と感じられた。また、長時間戦用に箱形の200連弾倉(2100発装弾)を開発する必要が感じられた。

*給弾機構の改善
   弾倉から銃への給弾は、当初から槓桿(チャージングハンドル)を引けば初弾が給弾される方式が予定されていたが、二四時間戦には間に合わなかった。100連弾倉には、独自に給弾用のスイッチが用意されていたが、戦闘間はスイッチに指が届かない事があり、また射撃音で弾が上がってきていない事に気が付かない事もままあった。射撃と連動して給弾する機能を付け加える必要があった。


=改造記=

☆ミニミ到着!ウキウキ気分もしだいに・・・
   念願のミニミをネットで注文、数日後に無事到着した。
思いのほか箱が小さく少々気抜けしつつも箱を「OPEN!」なるほど小さいはずである、銃身を外した状態で収納されているのだ。上部のヒートカバーもは外れた状態なので早速組んで手にしてみる。外観は殆ど金属で噂通りノーメンテではあっという間に錆びてしまいそうな黒染めが施されている。実物のグレーがかった「ザラッ」とした質感ではない。ハンドガードやストックなどのプラパーツが半ツヤで少々安っぽさを感じる(ブラストしたいな)
   構えてみると、さすがフルメタルだハッキリいって「重い」これにバッテリーと弾倉それにスコープを付けて走り回るなんて出来るんでしょうかね~チョット心配ですよ。
   そしてバッテリーを入れていざ試射『!バイン!バイン!バインッ!』と、ある意味新鮮ではあるが、その精度の欠片も感じないメカニカルな作動音に不安を感じたのは自分だけでしょうか。
   心配していた以上にパーツが弱く。この標準のメカは500発も撃たぬ前にピストン割れを起こしてしまいノーマルの野外テストすらできぬまま廃棄処分(○フオク行き)となりました。初めからメカを換装つもりだったんでイジケたかな。

☆欲張りすぎのハイスペックじゃ~
   ミニミ制式採用にあたり部隊本部からの要求スペックは以下とおりでした。
  1. 箱形弾倉100連タイプ(700発)/200連タイプ(2100発)、M16弾倉がワンタッチ交換可能な事。リアル要素としてベルトリンクの引き出し機能
  2. マルイ製電動ガンのメカボックスを移植して耐久性と射撃性能の向上をはかる
  3. 光学機器搭載用のレール装備
  4. 電動給弾機能(ゼンマイ巻き上げには「弾倉スイッチ」「トリガー連動」「チャージングハンドル連動」の3系統とする)
  5. 製品の銃身脱着機能を殺さぬ事
《軽機関銃の運用法が変化した》
   軽機関銃はこれまで、軽機手のみが取り扱うものとされていましたが、2005年の二四時間戦では、軽機手が不参加であった事もあって、必要に応じて誰でもが軽機を使用しました。軽機関銃は隊費と隊員全員から集めた特別補正予算で購入しているので、特定の隊員だけが使用するよりも、全員が使える方が良いのは言うまでもありません。そこで、軽機手の軍装を廃して、軽機弾倉はダンプポーチか肩掛け式の弾嚢に切り替えて、長時間戦の場合は隊員に必要に応じて軽機弾倉を分配して配布する事となりました。つまり、よく映画であるような、軽機手が他の兵隊に「はよ弾持ってこーいっ!」みたいなシーンも再現出来るようになった、という訳です。

=改造コンテンツ=

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機関部
東京マルイのAK47のメカボックスを仕込んでみました

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100連マガジン
リアル志向のマガジンを製作しました